四日市市消防本部は女性消防吏員がより一層活躍できるよう、施設の改修と新庁舎への女性用施設の設置を進めています。令和7年度に2つの出張所の新庁舎が完成すれば、交替勤務を行う全ての庁舎に女性用仮眠室、浴室、ロッカー室などを設置されます。これにより、全ての庁舎で女性消防吏員が快適に安心して24時間勤務を行える体制が整備されます。
出産・子育てといった生活の変化や忙しさが増す時期でも、安心して仕事と家庭を両立させることができる制度を提供しています。
産前・産後休暇
出産予定日の6週間前から出産後8週間を経過する日までの期間に休暇を取得できる制度です
子の看護休暇
怪我や病気の子どもを看護するために子ども一人につき年間5日間取得できる制度です。
育児休業
子どもが生まれたあと、最大3年間の育児休暇の取得が可能です。多くの職員が育児休業を取得し、職場に復帰しています。
育児短時間勤務
小学校に入学する前までの子どもを養育するため、短時間の勤務を行うことができる制度です。
■ Message
私は現在、情報指令課で勤務しており、通信指令員として火災や救急といった市民からの119番通報に対応しています。火災や救急現場への迅速な出動が求められるため、正確な情報を収集し、素早く出動指令を発令することに専念しています。また、相手に寄り添い安心感を与えられるようにも心がけています。私は結婚、出産、その後に産後休暇、育児休業を取得し、職場復帰をしてしばらく毎日勤務をしていましたが、指揮隊を希望し火災現場などで指揮活動を行うこともできました。現在も通信指令員として交替制勤務を行っていますが、家族と職場の方々の理解とサポートもあり、家庭と仕事の両方が成り立ち、充実した日々を過ごしています。
北消防署 特別救助隊 消防司令補
(平成18年度採用)
朝日川越分署 指導係 消防士
(令和3年度採用)
南消防署 消防救助隊 消防司令補
(平成4年度採用)
Q. 消防は力仕事のイメージがあります。体力がなくても消防職員になれますか?
A. 消防士に採用されるとは消防署に配属される前に初任教育として約6カ月間、救急教育として約2カ月間、消防学校で教育を受けます。消防学校では同期と共に助け合いながら消防士として必要な知識・技術・体力を身に付けることができます。
Q. 女性職員はどんな部署に配置されますか?
A. 当本部は消防隊・救急隊・予防業務・119番センターなど、様々な部署で女性職員が活躍しています。どの部署においても女性ならではの視点や感性を活かして活躍することができます。
Q. 結婚や出産をしても仕事を続けられますか?
A 出産時の産前産後休暇や育児休暇など、育児に関する休暇も充実しています。産休や育児休業後に復職され、更にキャリアを重ねている女性消防士もたくさんいます。
Q. 女性用施設などは完備されていますか。
A. 令和7年には全庁舎に女性用施設(浴室、仮眠室等)が設置され、全庁舎で女性消防 職員の24時間勤務が可能となります。
あなたが聞きたいことを選んでね。