住宅防火アドバイス~命を守るために~
火災は私たちの住まいだけでなく、命を奪う大きな脅威です。毎年多くの尊い命が住宅火災で亡くなっています。特に半数以上が「逃げ遅れ」によるもので、亡くなった方の大半が65歳以上の高齢者です。
四日市市消防本部管内の主な火災原因は、放火・たばこ・コンロ・ たき火・ストーブ・電気によるものです。
このような事態を未然に防ぐためにポイントをご紹介いたします。
4つの習慣
1 寝たばこはしない
2 ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
3 こんろを使うときは火のそばを離れない
4 コンセントのほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
1 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する
2 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
3 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
4 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
5 避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
6 防火防災訓練への参加や、近所で声かけを行うなど、地域ぐるみの防火対策を行う
関連資料 ➡「住宅防火 いのちを守る 10のポイント」(PDF)
放火は、深夜に人の目を避けて無作為に行われることが多くあります。家のまわりにある燃えやすい物を置かないなど「放火されない、放火させない環境づくり」が大切です。
【ポイント】
◎家の周りに燃えやすいものを置かない。
◎ごみは決められた日の朝に決められた場所に出す。
◎物置や車庫に鍵をかける。
◎センサーライトなどを設置して放火されない環境をつくる。
マナーを守って、喫煙後は必ず火を消す習慣をつけましょう。また、ベランダやバルコニーで喫煙するときは、周囲に燃えやすいものがないことを確認し、風の強い日の喫煙は控えましょう。
【ポイント】
◎寝たばこは絶対にしない
◎くわえたばこ、ポイ捨ては絶対にしない
◎吸殻は完全に消す
◎灰皿の中に水を入れておく。
コンロにかけた天ぷら鍋を放置し、火災になるケースが 増えています。電話や来客などでコンロから離れるときは、 必ずコンロの火を消しましょう。
また、コンロを壁に近づけて置いておくと、輻射熱を長期間受けることにより、壁が徐々に炭化して着火し、火災に至ることがありますので、壁との距離を取るか防熱板を取りつけましょう。
【ポイント】
◎電話や来客の際には、必ず火を消す。
◎コンロの周りには、燃えやすいものを置かない。
◎ゴム管などは、定期的に点検する。
◎使用しないときは、元栓を閉める。
コンロ火災の事例をご紹介
たき火は、飛び火などで周囲に燃え移り、思わぬところで火災になることがあります。とくに冬季に行う場合は注意しましょう。
【ポイント】
◎風が強いとき、空気が乾燥しているときはしない。
◎消火するための水バケツなどを用意する。
◎完全に消火するまでその場を離れない。
チョットした不注意や油断から火災になることがあります。ストーブには、燃えやすいものを近づけないようにしましょう。
【ポイント】
◎洗濯物などストーブの周りに燃えやすいものを置かない
◎ストーブで洗濯物を乾かさない。
◎給油は、完全に火が消えたことを確認して行う。
日常生活に欠かせない電気器具も使い方などを間違えると火災になることがあります。日頃から正しい使い方を心掛けましょう。
【ポイント】
◎タコ足配線はしない。
◎電気配線の上に重いものを置いたり、束ねたりしない。
◎コンセントやプラグは、ほこりをためないように定期的に清掃する。
◎使用した後のプラグは抜いておく。
電気火災が起きる仕組みをご紹介
着衣着火とは、ろうそくの火やガスコンロの火が、衣服の袖口などについて燃え上がる現象です。
着衣着火を防ぐためには
○ 調理の際は、袖が広がっている衣服を避ける
○ エプロンやアームカバーを着用する(防炎品がオススメ)
○ ガスコンロの奥に物を置かない
※コンロ越しの作業をするときは、必ず火を消してから行う
もしも着衣に着火してしまった場合の対策を紹介します
住宅用火災警報器設置していますか?
~すべての住宅へ設置が義務化~
住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生をいち早く知らせてくれる機器です。
平成23年からすべての住宅への設置が義務付けされています。
住宅用火災警報器の詳細はこちら
◎どこに設置するの?
◎交換時期は?
◎奏功事例紹介
あなたが聞きたいことを選んでね。